腎臓内科について
腎臓内科とは
腎臓内科では、腎臓に関する疾患全般の診療が中心になります。健診や人間ドックなどの尿検査で指摘された軽微なたんぱく尿や血尿から、腎臓の機能が低下する腎不全まで、様々な病態・疾患を対象としていますので、「会社の健診で異常を指摘されたが、忙しさからなかなか病院を受診できない…」と悩まれている方も、ぜひお越しください。新橋日比谷通りクリニックでは平日だけでなく土曜日も、20:00まで診療を行っております。
腎臓疾患は、進行するまで自覚症状のない場合も多いです。しかし、多くは不可逆的な(元の状態に戻らない)経過をたどるため、進行して慢性の腎不全になると、将来的に透析が必要になってしまう危険があります。
とくに、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合は、血糖や血圧のコントロールがよくないと、腎臓の合併症が進行しやすいため、注意が必要です。腎臓疾患においては、将来的な透析のリスクを回避するため、早期発見・早期治療を行うことがとても重要です。
以下のような症状のある方はご相談ください(例)
- 症状はないが、健診などで尿検査異常を指摘された方
- 血液検査で腎機能異常を疑われた方
- 尿の色やにおいが気になる方
- むくみや体のだるさが気になる方
血尿
血尿とは、必ずしも目で見てはっきり『赤い』と分かるものばかりではありません。目で見てはっきり分かる血尿を肉眼的血尿といいますが、多くの場合は、検査で『尿潜血陽性』と指摘されるだけの顕微鏡的血尿であり、目で見ただけでは通常の尿と変わりないことがほとんどです。
血尿の原因
尿に血液成分が混ざってしまう状態が血尿ですが、その原因は人によって様々です。
腎臓の糸球体に異常があると、血液をろ過して尿の元となる成分(原尿)を生成する際にうまくろ過できず、尿中に血液成分が混ざります。
また尿の通り道である尿路(腎盂・尿管・膀胱など)に、結石や腫瘍、感染などの異常がある場合も、尿潜血が陽性になることがあります。
このように、血尿を呈する疾患は、尿を生成する腎臓自体に異常がある場合と、尿ができた後に尿路を通過する中で血液が混ざってしまう場合とに分けられます。
原因によって、腎臓内科を受診すべきか泌尿器科を受診すべきか分かれるので、最初にどちらの科を受診すればよいか、迷ってしまわれる方も多いと思われます。当院であれば、腎臓内科と泌尿器科、両方の診療に対応していますので、どちらの科を受診すべきか迷われている方も、お気軽にご来院ください。
顕微鏡的血尿
人間ドックや健診では、およそ一割程度の方が、尿潜血陽性であると指摘されています。
再検査で陰性の場合や、持続的に陽性が続かない場合は、ほとんどの場合治療の必要はありません
(あまり心配の要らない血尿)
- 遊走腎…寝ているときと起き上がったときで、腎臓の位置が動いてしまうという体質によるもの。ほとんどの場合は無害で、腎機能が悪くなることはまれです。
- 運動後の血尿…体質的に、運動後に血尿の症状を呈する方がいます。これは、筋肉中のミオグロビンが溶け出すことによって生じるもので、加療の必要はありません。
- 特発性腎出血…あらゆる検査を行っても原因が分からない血尿のことをいいます。多くは、原因不明のまま治ってしまいます。
当院では受診後、尿の精密検査(紙によるものだけではなく、顕微鏡を用いて詳しい状態を調べる検査)を行います。場合によっては血液検査や超音波検査などの画像検査も行い、尿潜血の原因を探ります。
検査の結果などから心配のない血尿の方も多いですが、腫瘍や結石、感染など、治療が必要な方もいらっしゃいます。また、経過を観察する中で、疾患がはっきりしてくる方もいます。顕微鏡的血尿を指摘された際は、お早めに当院へお越しください。
肉眼的血尿
肉眼的に明らかな血尿がある場合は、重篤な疾患が隠れている可能性があります。
- 痛みを伴う場合…結石による血尿が考えられます。腎臓の中で生成された結石が、腎盂や尿管に移動し、粘膜をこすることで出血を来たします。結石が尿管にはまり、尿の流れが滞ると、激しい痛みを伴います。排尿時に尿道の痛みを伴う場合は、急性膀胱炎や、急性前立腺炎が考えられます。細菌感染で尿道や膀胱の粘膜がむくみ、出血を起こしやすくなります。
- 痛みを伴わない場合…痛みなどの症状が無い肉眼的血尿の場合は、膀胱がんや尿路の悪性腫瘍(癌)を疑います。がんは、初期の段階においては症状が乏しいため、血尿が唯一の手がかりとなることがあります。
肉眼的血尿では、痛みを伴わない場合の方が、より重篤な疾患が隠されていることが多いので注意が必要です。特に最初の血尿が重要で、1回でおさまることも多く、受診機会を逃してしまい、2回目の血尿が半年後に現れ病気が進行してから発見されることがあります。
早期発見・早期治療のためにも、肉眼的血尿を認めた際には、速やかに新橋日比谷通りクリニックへお越しください。
たんぱく尿
尿たんぱくが陽性の場合は、尿潜血陽性の場合と比べ、より注意が必要です。
私たちの体に流れる血液は、腎臓にある糸球体でろ過されます。たんぱく質は赤血球と比較して分子量が大きく、通常ならばほとんどろ過されることはありません。たとえわずかにろ過されたとしても、細い尿細管を通過する間に処理されるため、尿たんぱく陽性になることはまれです。つまり尿たんぱく陽性というのは、糸球体に重篤な疾患が隠されている可能性が高いのです。
激しい運動の直後や、高熱を伴う感染症のほか、糸球体は正常でも、尿細管の異常によって尿たんぱくが陽性となることもあります。しかしこの場合は、一日の尿たんぱくは1g以下と少ないケースが多いです。逆に、これ以上の多量の尿たんぱくが出ている場合には、慢性腎炎など糸球体の異常が疑われます。
CKD(慢性腎臓病)とは
腎障害やGFR(糸球体が血液をろ過する力)の低下が3ヵ月以上続く状態を言います。
原因として糖尿病、高血圧、慢性糸球体腎炎が多いです。
無症状のため放置すると腎不全に移行し、透析が必要となる危険が高いです。
またCKDに罹ると心臓病のリスクが増大します。
むくみや貧血、倦怠感(体のだるさ)などの症状は、腎機能がかなり低下しないと現れないことも多く、初期の腎不全では、たんぱく尿が唯一の手がかりである場合があります。尿たんぱく陽性を指摘されたら、早めに当院へご相談ください。
医院概要
医療法人社団 令和会 新橋の内科・泌尿器科新橋日比谷通りクリニック
- 住所
- 〒105-0004
東京都港区新橋2-12-16 明和ビル3F - 最寄駅
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JR「新橋駅」日比谷口より徒歩4分
銀座線「新橋駅」出口8より徒歩4分
三田線「内幸町駅」出口A1より徒歩1分
銀座線「虎ノ門駅」出口1より徒歩7分
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03-3595-4976
(ヨクナロー)
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